南北朝時代により建立されたと伝えられる曹洞宗の寺院で境内には五百羅漢そして奥の院には宮本武蔵が洞窟にこもって兵法(二天一流)の極意書である「五輪書」を著した霊巌洞があり、1975年(昭和50年)熊本県指定史跡及び名勝に指定されている。
雲巌禅寺本堂
五百羅漢の石仏群は約200年前、熊本の商人が24年をかけ岩山を削って造られ、ひとつひとつ見て行くと誰かにそっくりの顔に出会うことが出来るともいわれている。
宮本武蔵60歳の時に五輪書を著した霊巌洞
寺より歴史が古くいい伝えによれば異国から観音像を運んでいる時に船が転覆し、観音像だけが船板に乗って流れ着きそれが霊巌洞に安置されたといわれている。平安朝の歌人檜垣(ひがき)が参拝したことでも知られ、家内安全・商売繁盛などを願う参詣者が全国各地から訪れている。
雲巌禅寺開祖:東陵永與によって彫られた頭上にある「霊巌洞」文字は当時のまま
入口(受付け)からは細道が霊巌洞まで続く。場所によっては足元の状態が悪く注意が必要。また夏場は虫よけスプレー持参をお勧め。
雲巌禅寺
熊本市西区松尾町平山589
電話:096-329-8854
入場:8:00~17:00
料金:大人300円、高校生200円、中学生以下100円
カーナビ入力情報:29 510 812*16 (マップコードとは)
駐車場:有り(無料)
周辺は道路幅員が狭いため、岩戸の里公園への駐車も選択候補のひとつ
岩戸の里公園駐車場 カーナビ入力情報:415 569 059*80 (マップコードとは)
最終更新日:2023年1月21日