幕末の志士に大きな影響を与えた人物で熊本が生んだ思想家 横井小楠の住居兼私塾の四時軒は1855年(安政2年)に築造。明治時代の火事で一部を残し焼失。1982年(昭和57年)現行法で復元され、熊本市指定文化財にもなっている。ここには坂本竜馬や由利公正も数度訪れ、隣接する記念館には横井小楠に関する資料が多数展示している。
記念館内は銅像以外の写真撮影NG
記念館とつながる四時軒
国家は富むだけではいけない、また軍備を増強するだけでもいけない。地球上で一番大切なのは、お互いにその立場を認め合い、お互いを許す寛容の心がなければならないと説いた横井小楠は坂本龍馬とここで話し合いをした。
ギヤマン障子を閉めても居間から四季折々の景色が観れる。四時=四季が名前の由来になっている。
横井小楠の卓越した見識は、招かれた越前藩での改革や幕末への建言にもみることができる。1869年(明治2年)、新政府参与に任じられた横井小楠は京都にて暗殺された。
2016年の熊本地震により大きな被害が出たため一般公開を中止し、2020年より熊本市が復旧工事を始め、2023年2月15日に横井小楠の命日に合わせて一般公開が再開した。
横井小楠記念館 四時軒(しじけん)
熊本市東区沼山津1-25-91
電話:096-368-6158
開館:9:30~16:30
休み:月曜日 月曜日が祝日の場合は翌火曜日が休館)、12月29日~1月3日
料金:無料
カーナビ入力情報:29 378 287*50 (マップコードとは)
駐車場:有り(無料)
最終更新日:2023年2月26日